Vodafone Java(tm) テクノロジプラットフォーム仕様

com.vodafone.io
クラス RemoteControlData

java.lang.Object
  拡張com.vodafone.io.RemoteControlData

public class RemoteControlData
extends java.lang.Object

このクラスは、ハンドセットからの赤外線転送を有効にするコマンドデータおよびパラメータを設定します。

マンチェスタ符号化のコマンド設定手順は以下のとおりです。

次に、マンチェスタ符号化のパラメータおよびコマンドデータのセットポイントの例を示します。

項目 セットポイント
スタートビット High セクション SHi 0
スタートビット Low セクション SLo 0
ストップビット High セクション ST 0
変調スキーマ マンチェスタ符号化
論理パルス 0 (High セクション) H0 500
論理パルス 0 (Low セクション) L0 500
論理パルス 1 (High セクション) H1 500
論理パルス 1 (Low セクション) L1 500
搬送波周波数 High セクション 88
搬送波周波数 Low セクション 162
コマンドデータ 110 (スタートビット) 0101010110101010001 1100011000111
繰り返し間隔 858
繰り返し回数 3

導入されたバージョン:
VSCL2.0

フィールドの概要
static int OUTPUT_MANCHESTER
          変調方式としてマンチェスタ符号化を指定するフィールド。
static int OUTPUT_PPM_HIGH_LOW
          変調方式として PPM の High-Low を指定するフィールド。
static int OUTPUT_PPM_LOW_HIGH
          変調方式として PPM (パルス位置変調) の Low-High を指定するフィールド。
 
コンストラクタの概要
RemoteControlData()
          public コンストラクタ。
 
メソッドの概要
 void setCarrier(int on, int off)
          搬送波周波数を設定します。
 void setData(int length, byte[] data)
          転送するコマンドデータを設定します。
 void setLogicalPulse(int output, int data0_on, int data0_off, int data1_on, int data1_off)
          論理パルスの符号化を設定します。
 void setPulse(int leader_on, int leader_off, int trailer_on)
          波形パラメータを設定します。
 void setRepeat(int time, int count)
          データ転送を繰り返す回数と、転送の間隔を設定します。
 
クラス java.lang.Object から継承したメソッド
equals, getClass, hashCode, notify, notifyAll, toString, wait, wait, wait
 

フィールドの詳細

OUTPUT_PPM_LOW_HIGH

public static final int OUTPUT_PPM_LOW_HIGH
変調方式として PPM (パルス位置変調) の Low-High を指定するフィールド。

関連項目:
定数フィールド値

OUTPUT_PPM_HIGH_LOW

public static final int OUTPUT_PPM_HIGH_LOW
変調方式として PPM の High-Low を指定するフィールド。

関連項目:
定数フィールド値

OUTPUT_MANCHESTER

public static final int OUTPUT_MANCHESTER
変調方式としてマンチェスタ符号化を指定するフィールド。

関連項目:
定数フィールド値
コンストラクタの詳細

RemoteControlData

public RemoteControlData()
public コンストラクタ。

メソッドの詳細

setPulse

public void setPulse(int leader_on,
                     int leader_off,
                     int trailer_on)
波形パラメータを設定します。マンチェスタ符号化の場合、すべてのパラメータ値を 0 に設定する必要があります。

パラメータ:
leader_on - スタートビットの High セクションの時間間隔 (マイクロ秒単位)
leader_off - スタートビットの Low セクションの時間間隔 (マイクロ秒単位)
trailer_on - ストップビットの High セクションの時間間隔 (マイクロ秒単位)
例外:
java.lang.IllegalArgumentException - leader_on、leader_off、または trailer_on の値が 0 未満に設定されている場合

setLogicalPulse

public void setLogicalPulse(int output,
                            int data0_on,
                            int data0_off,
                            int data1_on,
                            int data1_off)
論理パルスの符号化を設定します。

マンチェスタ符号化では、論理値 0 および 1 は、それぞれ + 90 度、- 90 度の位相の変化として符号化されます。変調方式がマンチェスタ符号化の場合、値は次のように設定する必要があります。


   data0_on = data0_off = data1_on = data1_off 

パラメータ:
output - 変調方式の種類。次のいずれか
data0_on - 論理出力 0 の High セクションの時間間隔 (マイクロ秒単位)
data0_off - 論理出力 0 の Low セクションの時間間隔 (マイクロ秒単位)
data1_on - 論理出力 1 の High セクションの時間間隔 (マイクロ秒単位)
data1_off - 論理出力 1 の Low セクションの時間間隔 (マイクロ秒単位)
例外:
java.lang.IllegalArgumentException
    -
  • output に指定した値が許可された値ではない場合
  • パラメータ data0_on、data0_off、data1_on、data1_off のいずれかの値が 0 以下に設定されている
  • output に指定した値が OUTPUT_MANCHESTER で、data0_on、data0_off、data1_on、data1_off の値が相互に一致していない

setCarrier

public void setCarrier(int on,
                       int off)
搬送波周波数を設定します。

パラメータ:
on - 搬送波周波数の High セクションの時間間隔 (0.1 マイクロ秒単位)
off - 搬送波周波数の Low セクションの時間間隔 (0.1 マイクロ秒単位)
例外:
java.lang.IllegalArgumentException - どちらかのパラメータの値が 0 以下の場合

setData

public void setData(int length,
                    byte[] data)
転送するコマンドデータを設定します。

変調スキーマがマンチェスタ符号化の場合、基になるネイティブの実装により、スタートビットとしてコマンドデータのヘッドに「110」または「111」が追加されます。

パラメータ:
length - コマンドデータの長さ。ビット単位
data - コマンドデータ
例外:
java.lang.NullPointerException - data が null の場合
java.lang.IllegalArgumentException - パラメータ長が 1 未満の場合
java.lang.java.lang.ArrayIndexOutOfBoundsException - パラメータ長が配列データのサイズを超える場合

setRepeat

public void setRepeat(int time,
                      int count)
データ転送を繰り返す回数と、転送の間隔を設定します。

引数カウントの値とその動作は次のとおりです。

たとえば、コマンドデータがデータ単位 A、B、C で表され、カウントが 3 に設定されている場合、次のように解釈されます。


   A<-time->A<-time->A<-time->B<-time->B<-time->...C

パラメータ:
time - 繰り返しの時間間隔 (0.1 ミリ秒単位)
count - 繰り返しの回数。1 回の転送の場合は 1 になる
例外:
java.lang.IllegalArgumentException - time または count が 0 以下の場合

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